植物性イコール健康にいい、は間違いだった!

最近、東日本大震災による影響に限らず世界レベルで牛乳が不足しています。そのおかげでチーズやバターの値上がりは半端なものではないです。クリームチーズなど本当に高くなったものだと思います。
そしてバターも同様で、時には品薄ですので商品のまとめ買いは控えて下さいのポップを見かけることも。
バターは焼きや炒め料理にはもちろん、パンに塗って食べても美味しい、またはパンの仕上げそのものやケーキなどに欠かせない材料です。
ただ、高価になっただけでなく、カロリーの摂り過ぎにも繋がるイメージが動物性油脂ゆえに離れないものです。
それに対してマーガリンは値段も安く安定しており、バターの代わりとして用いる人も多いのではないでしょうか。
何よりも植物性というところで、「カロリーが少し押さえられているかな?」という気分にもなりがち。
そんなマーガリンですが、厄介な性質があることが発表されています。
私たちの健康に対して重篤な影響があるというものです。
パンはマーガリン派!という方は注意しましょう!
アメリカでは、マーガリンは摂取し過ぎると心筋梗塞などの健康リスクがあるとしてトランス脂肪酸を含んだマーガリンの扱いを禁止したそうです。マーガリンに限らず、一般的なサラダ油、動物性のラードなど油脂成分に含まれているものです。
タンパク質の摂取のために、多くの人は肉を食べるのですからある意味防ぎようのないものと言ってもいいレベルですが。
日本でも食品ごとに基準を設けています。
私はバター風味ポップコーンが大好きなのですが、どうやらそれがネットにアップされているリストの中で一番の危険物のようです。
輸入品のそれがまた美味しいのなんのって…、それこそがまさにトランス脂肪酸に規制をかけたアメリカの製品だったりするのですから参ります。
トランス脂肪酸について
トランス脂肪酸とは、現在広く行われている製油法の過程で生じる、変異を起こした脂肪酸…。興味がある人はWikipediaに組成が書いてあるので見てみましょう。
普通の状態ではない結合の仕方をしているというのが”狂った脂肪酸”という呼び名の由来のようです。
百害あって一利なし、と言ったらタバコといい勝負。
しかし、こちらの場合は食品ですから、タバコと違ってより多くの人が取り込んでいると言えます。
トランス脂肪酸は加熱によって発生するものです。
ですから、揚げ料理の油の再利用はトランス脂肪酸を避けるなら厳禁なんですね。
料理に使わないようにしたいところですが、製油の過程で加熱が用いられている以上避けて通れないものです。
マーガリンとショートニングはトランス脂肪酸を作り出す為の工程の粋の産物というわけです。
だから、なおさらトランス脂肪酸の含有量が多いという事になります。
トランス脂肪酸は身体の細胞の細胞膜に入り込んで細胞の働きを狂わせ、必要な栄養物質を破壊してしまいます。
そして、ガン、心臓病の大きな原因になることが様々な研究で明らかにされています。
悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らしてしまうという働きも有ります。
それぞれ、心臓病の素、心臓病を防ぐ働きを持つ物質と相反しており、トランス脂肪酸の摂取は黙っていると心疾患の発症を促進してしまうのです。
そしてクローン病の発症もまた関連付けられています。
マーガリンは料理に使うべからず!
子どもに大人気のハンバーグ、油でコーティングされていて、油を引かずにそのまま焼いて食べられて美味しい便利な食品でした。しかし、そのコーティングの油こそがトランス脂肪酸の塊だったとは…。
ただでさえトランス脂肪酸の塊であるのを加熱すればますます勢いづける事となるのですから。
バターが手に入らない時には良くマーガリンをかわりにしていたのですが、これからはそれが出来ませんね。
自分は勿論の事、家族を病気にするわけにはいきません。
どんな種類の油でも発生する物質であるのなら、出来る限り加熱時は使用量を抑えることくらいしか出来ません。
病気はどれを罹っても楽なものはありませんが、心臓は生きている上で特に重大な働きをしている器官ですから。
生命を守るためにも、心に留めておきたいことですね。