肌のターンオーバーとは女性の生理のような感覚で、肌も特定の期間で古い細胞から新しい細胞に入れ替わっています。
簡単にいえば肌の新陳代謝のことです。成長が止まってからも骨が常に新しい細胞を作り、古い細胞を作っているように、肌の場合は古い細胞は垢になって剥がれ落ちます。
じっくりお湯に浸かるのも、シャワーを浴びるだけでも、身体を洗って垢を落とすのは肌を綺麗にするためには欠かせないことです。
今回は「肌のターンオーバー」についてお話したいと思います。
肌のターンオーバーの周期とは?
肌のターンオーバーの周期として表皮の入れ替わりサイクルはおよそ1ヶ月程ですが、それは20代の場合で、年齢を重ねるごとにそのサイクルは長くなっていきます。新しい細胞を作り出す働きも鈍くなってしまうわけです。年齢のおよそ1.5倍を目安に計算すると、20歳が1ヶ月、30才は45日という数字の違いが出てきます。
常に1ヶ月ごと、という感覚でいるわけにはいかないんですね。25歳がお肌の曲がり角、という言葉はただ囁かれてきたのではないことが分かります。
肌や健康状態で左右されますが、およそ28~56日とされています。56日となるとほぼ2ヶ月、すぐに手入れの効果が現れないとしてもやむを得ない数字です。
健康な肌でさえも少なくとも4週間、現実的に考えると1週間分もない化粧品のトライアルセットを使って劇的な効果が見られることはまず考えられないと言ってもいいです。
肌に会うか合わないかを確認するパッチテスト位のものとして捉えた方が良いでしょう。
肌のターンオーバーの遅すぎ、早すぎの影響
肌のターンオーバーが遅すぎると角質が積もってしまい、肌のくすみや乾燥しているのに出来るニキビの原因になるのは良く知られていると思います。逆に、肌のターンオーバーが早過ぎる肌の状態は、粉を吹いてしまっている状態です。
未発達の細胞が表面にむき出しになると、その細胞が急いで肌を守るためにガチッとした硬い皮膚になり、それに気が付かないで角質が厚い!と不必要な手入れをしてまた肌を傷める(下手をすると痛める)負のスパイラルになってしまいます。
例えばピーリングにはターンオーバーを促進させる効果が有りますが、使いすぎはまさにこの負のスパイラルの原因になってしまいます。その為に月に1、2回という少ない回数が指定される訳です。
いくら細胞の生まれ変わりを、と言っても出来上がっていない細胞のままではしっかりした働きが出来ないのは言うまでもありません。
また、不要な肌のターンオーバーを進行させる原因には紫外線も挙げられます。日焼けを防ぐためには日焼け止めを付けるのが手軽ですが、成分としては肌に負担をかけるため、美白を守る為に日焼け止めを塗るのは現実には諸刃の剣だという事実もあります。
出来るのであれば帽子や日傘の方が好ましいという結果になります。特にアレルギーや病気でもないのに肌にトラブルが起こっている時点でターンオーバーが正常に出来ていない、という事は意識できると思います。
肌のターンオーバーを正常化するには?

肌のターンオーバーを整えるには基本の泡洗顔で、優しくじっくりメークと汚れを洗い流し、保湿をします。
皮脂の詰まり、角栓は無理に取り除くとまたすぐに出来上がってしまうのですがこれは肌がダメージを感じてしまうためです。
肌の生まれ変わりサイクルを意識すると、短い期間でこの化粧品は効果が無いから…と替えるのではなく最低でも3ヶ月は使って肌の変化を確かめて下さい。
効果がすぐに目に見えるような強い化粧品はそれだけ肌に負担も掛かっていると思って下さい。
まず、深夜0時から2時の間には眠っていること。
仕事のサイクルが夜の場合は夜に電気で明るくした場所にいて、昼間に明るい時に休みますから、その時に遮光カーテンなどで部屋を暗くして休むようにします。
食べ物は美白でも有効なビタミンC、肌荒れ対策のビタミンAを意識して摂取します。ビタミンAの手軽な食べ物はレバー、牛乳とチーズ、そして卵。
身体に合わない人も居る食品ですから食べられない場合はマルチビタミンのサプリメントなどで補いましょう。
アレルギー体質はどんなものに対して起こるのかが分からないのですが、身体に合った食べ物を探すことです。
野菜中心の食事が出来ればお腹の調子も自然と良くなりますので、便秘が原因のニキビも減ります。
難しい言葉を並べた知識を取り込む事よりも、顔を洗って、ご飯をちゃんと食べ、仕事や家事をし、お風呂に入って眠ることを日々繰り返して継続するのが一番効果が有ります。あまり難しく考えず、バランスの良い食事と規則正しい生活を心がけましょう!