指の皮が剥けてしまう原因 子供の頃からのクセ?病気?

一言で指の皮が剥ける原因と言われると、病気になってしまったのか、それとも癖なのか、もっと別の原因があるのか。大雑把に分けただけでも3つは出て来ます。
季節の変わり目に起きるのなら、乾燥がひどくなったのかな…と考えることも出来ますよね。
炊事とか、手洗いとか、それだけでも汗をかきにくくて乾燥しただけでもカサカサして荒れてきて。こういうものは時期が過ぎると治ってしまいます。ただ、なるべく手入れを欠かさないように頑張ることは必要になりますが。
他にも、水虫や掌蹠膿疱症、汗による湿疹もありえます。水虫も煩わしい症状ですが、掌蹠膿疱症の場合は放置すると危ない病気です。そして自律神経の不安定な状態も長く続くと皮膚に症状を表します。汗による湿疹はここに入る症状かもしれませんね。
そしてこれが驚くほど多いのが、子供の頃からの癖っていうものです。
気がつけば指を噛んでいる、爪を噛んでいる、皮をむいたり食べたりしている。無理矢理にでも皮をむこうとしている。これも考えようによっては病院の治療も必要かもしれません。
それから、他の症状としては歯の詰め物による金属アレルギーで、顔中がニキビだらけになったりすることもあります。症状が手足で収まるのはまだ良い方かもしれませんが、時間を追うごとに酷くなる可能性も高いです。
原因に思い当たるものが無いけれども、銀歯があるような時はすぐに確かめてみましょう。
指の皮を剥く癖はストレスが原因かも? お子さんのクセ・ストレスは?
お子さんの手の皮がいきなり剥けた時には、虫歯の治療などで思い当たるものが無い時にもストレスを疑う部分が多いと思います。常に爪を噛んだりしている場合には、その行動で落ち着くなど、不安を感じているから取る行動も珍しくありません。
両親が不仲、外でのいじめ、しつけに対して厳しいなど…。
厳しい親御さんの傾向として、自分を基準にして考えて同じように振る舞うのを押し付ける事が多いです。
ストレスを感じてお子さんが泣き叫んだりしても、怒鳴りつけるタイプの人…。ストレスの発散の為の危険信号行動に対してもやはり大声で萎縮させるような人の例ですが。
どんどん、お子さんを追い詰めるので癖を治すどころかひどくすることも。そこまで行かなくても、その癖を持っている人は多いんです。
様子を見ている限り親御さんは多少注意するか、あるいは放っておくような方も少なくないようでこれも癖を治すことに遅れを取らせているのではないかと感じます。
実際に血が出るまで行うと癖というよりは自傷行為に至っている度合いだと思います。
常に指先がボロボロ、というのは見た目もよくありませんし、本人も気にしているのですが気がつけばやっているというもの。
ご自身で調べようと思いたった時には、子供の頃の生活から書き起こしてみてはいかがでしょうか。
親が近くに居たか、我慢させられることが多くなかったか、楽しい生活が出来ていたか。
思いつく限りのことで、些細なことからでも見えてくる事があるかもしれません。
これが原因か?ということは考えられます。行動を抑えるのは自分一人では難しいので、身近に指摘してくれる相手が居れば止めて貰うなどが大事になってくると思います。
家族がアテにならないのなら、友達でも職場の上司でも構いませんし、時間をかけても心療内科にかかるという方法もあります。
病院にかかるという行動を非難されるかもしれません。メンタルクリニックって偏見を持っている人も少なくないですし、そちらに煩わされることも考えられますが、治すのは癖を持っている本人です。
大人になっても治らないほど長い間放置して治療に踏み切った行動を非難する方がずっと無責任だと思います。

指の皮膚病? 手に水ぶくれ、痒みと赤み…水虫か?!
皮が円形に白く浮かび上がって、それから次から次へと小さな水ぶくれが出て来くる。そこまで行かなくても手や足が痒くて、しかも真っ赤なぶつぶつが出来たりと…。本格的に病気を疑いますが、いざ皮をむいて皮膚科で確かめると水虫ではありません。
先に手の指の間にばかり小さな水ぶくれが沢山出来て、ひっきりなしという時は汗によるものを疑われます。
私自身が子供の頃に発症して見た目も悪く、皮はガサガサになり、皮までひっきりなしにむけるので皮膚が薄く、冬場は温めるのさえも辛かったものです。
塗り薬も貰いましたが、ベタベタして心地が悪かったのを覚えています。結局気休め程度にしかならず、数年ほど悩まされて後収まりました。
今は手のひら全体に乾燥する季節になると出てくるんですが、乾燥や自律神経の疑いの方が大きいようです。
もちろん水虫は水虫の治療を受けて下さいね。範囲が広がると大変です。
学校や職場での日常生活にはさりげない緊張も出て来て、疲労や不調が皮膚に現れることもあります。
背中のニキビはその最たる例。身体にかかる無意識の負担で、ホルモンバランスや無意識の神経の興奮状態が持続するせいでニキビは勿論、手の皮がむけたり、痒くなったりするというものです。お子さんでも考えられる理由ですね。
病気で皮が剥けるので厄介なもの 川崎病 掌蹠膿疱
命に関わる手の皮が剥けてくる病気に川崎病というものがあります。症状そのもので現れやすいのが指先の皮がむけるというものです。記述を読むとアレルギーのような症状ですが、最終的には血小板が異常に増えて、血管を塞いでしまうというもの。
血栓が出来るわけですから、血栓が引き金になる病気が連鎖で起こるという恐ろしい病気です。
原因は不明ですが、気付くことが出来れば治療は出来ます。疑わしきは、という気持ちは持っておきましょう。
手のひらや足の裏に水ぶくれが出来て、膿を持っている時には掌蹠膿疱(しょうせきのうほう)症を疑って下さい。
この病気は膿は溜まりますがこの膿に菌は無く、伝染はしません。酷くなると全身に激痛が走る病気で、日常生活などままなりません。病院での確認をしましょう。
芸能人でも奈美悦子さんがこの病気に罹られて苦労したというエピソードを語られています。
確実な診断を受けて、治療に取り組むようにして下さいね。