予防救急とは?予防救急でできる高齢者の健康管理

予防救急、最近この言葉が使われるようになってきましたが、まだまだ生活に浸透しきれていないかもしれません。
私もハテナの側だったのですが、具体的には、救急車に運ばれないようにするということです。健康を保ち、日頃から救急医療のお世話になる事態を招かないようにする、防ぐことです。
これが一番ですよね。若くても高齢者でも同じことです。今回は高齢者を対象として考えていきます。
お年寄りに多い怪我による身動きへの支障
年を取ると人間の身体は自然と言うことを聞かなくなっていきますし、それらは筋力が衰え、骨がもろくなることも原因一つですがその前に大きな要素が入ってきます。それは病気や怪我です。特に転倒による怪我は、お年寄りには重篤な場合が少なくありません。若い時にはこんな事で…と思うような事が、悪くすると骨折してしまったり、骨折やひびまで行かなくても、痛みやしびれが残ってしまうことがあります。
骨折の場合は治りも遅くなっていますからそのまま寝たきりになってしまうことも少なくありません。
衝撃で後遺症が残った結果身動きが取りにくくなり、動けなくなることにも繋がってしまいます。事故などの不慮のケースはいつ起こるか分かりませんが…。
まず日常的な怪我の原因になる転倒の予防の為に簡単な方法で身体を鍛えるのが一番です。
転んで厄介なことになるのであれば出来る限り転ばないようにする!
という対策です。家の中でも階段に、部屋のちょっとした段差。結構足が引っ掛かってしまう場所は多いものです。
畳の継ぎ目だって油断は出来ません。まず足の運びを良くし、躓かないようにします。
<立って行う>
予防救急カレンダー、絵で見て分かりやすく!

大阪府のサイトでは、この予防救急についての取り組みや資料をサイトで配布しています。
月ごとに画像が配布されていますから、印刷して使うと便利です。毎月異なった日常生活の危険への注意が記されていますから、誰が見ても分かりやすく。
大人からはお子さんへの注意もしやすくなっています。
大阪府/啓発グッズの御紹介
他にも施設職員向けのリファレンス、家庭向けのリファレンスもPDFで見ることが出来ます。
家族や身の回りの人が積極的に声をかけたり、一緒にやってみたりしてお年寄りに無理のないように運動をしてもらえるように出来るといいですね。
無理な動作は出来ませんが、できる事を地道に続けることで自然と身体は動くようになります。
私達も年齢を重ねると他人ごとではありませんし、身近に出来る運動を続けたいものです。