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健康と医学

ペスト菌は身近に存在する?ニューヨークの駅でペスト菌発見!?

投稿日:2015年2月21日 更新日:

実は身近に存在していた?!ペスト菌

ペスト菌と聞くと、かつてヨーロッパの人口を激減させた病気として、恐ろしい病気として認識されている病気ですね。

日本では黒死病と呼ばれていると思います。昨年2014年は、デング熱にエボラ出血熱が世間を賑わせましたが実際にはつい最近このペスト菌がニューヨークの駅で発見されたという話題が。

多くの死者を出したあの病気の菌が人がたくさん集まる場所に居たなんて!
という風に思った人も多かったことでしょうが、実態はどんな菌なのでしょうか。

 ペスト菌の発見者 慶応義塾大学医学部創設者 北里柴三郎

ヨーロッパで多くの死者を出したペスト菌は、1894年にアレクサンドル・イェルサンによって香港で発見されました。

そして、北里研究所病院・慶応義塾大学医学部の創設者である北里柴三郎先生も独自に発見しています。

両人物共に細菌学者として偉大な功績を挙げているのですが、北里柴三郎先生に関してはこの功績を長く認められる事は無かったといいます。波瀾万丈すぎる程の人生を送って来られたことは他の記載に任せようと思います。

北里先生の研究所には、赤痢菌発見者の志賀潔、梅毒の特効薬の発見者の秦佐八郎、そして野口英世も輩出した機関です。

北里先生を非難したのがあの森鴎外だったという事実もあるのですが。森鴎外は坂の上の雲にも軍医として登場しています。文学で名前を知っていた人にとってはこちらも興味深い事実でしょう。

ペスト菌の感染経路 ペスト菌ってネズミから感染するの?

ネズミを見ると、噛まれたら変な病気にかかるから大変だ!と騒ぎになりますよね。

衛生上好ましくない環境で生活している生き物であれば警戒するのも、騒ぎになるのも当然の事ですが、実際にはネズミの血を吸う生き物の方が問題のようです。

ペストは主にクマネズミの病気ですが、その感染したネズミの血を吸ったケオプスネズミノミが他の生き物を刺して、菌が身体に侵入したり、感染者の吐き出した血痰などが原因で感染することが多いようです。

特に空気感染による肺ペストが最も危険な症状です。他にも猿やウサギ、猫にも感染してしまうということでペットの清潔と健康管理も大事になってきます。

日本にはこのケオプスネズミノミというノミが元々居ないことから、ペストの発生は香港で菌が発見されたというように、渡航者が発症して感染していったというのがかつての発生の実態です。



ペスト菌の病状の種類

まずいちばん発生しやすいのが腺ペスト。ペストに感染したネズミを刺したノミに刺されることで発症し、刺し口に近いリンパ腺から腫れ上がります。

脇の下、鼠径部が腫れ上がるのですが、拳ほどという尋常ではない状態なので気が付かないことは有り得ないでしょう。

厄介なのは菌が肝臓と脾臓で増殖して毒素を山車、その毒が脳に回ることで意識を失い、衰弱死してしまいます。

死亡率は感染者の半数からそれ以上、危険な症状です。虫に刺されて身体のあちこちが痛んだり腫れたりした時はすぐに病院に行きましょう。渡航歴があればそれも必ず告げて下さい。

ペスト敗血症は、黒死病の名前の由来になっている状態です。敗血症によって内出血のアザが全身に出来る、その状態で死亡します。ペスト菌に限らず敗血症そのものが命を奪う症状に違いはありません。

肺ペストは名前の通り肺に菌が回った状態ですが、二次発生的な症状で、腺ペストに感染した人が更に肺に菌を吸い込んで発症します。発症は少ないものの助かる見込みは殆どありません。

また皮膚にも感染し、その場合は膿がたまったブツブツや、潰瘍が出来ます。

 

ペスト菌の治療を受ける

病気が分かれば指定の医療機関での隔離治療が行われます。症状に早く気付き、適切な治療が受けられれば死亡率は2割以下に抑える事が可能です。

症状が進んでしまう前に異変を感じたら病院に行くのが大切です。海外に出かけていたらくれぐれも渡航歴を伝えて下さいね。

予防の第一は感染源になるネズミやノミの退治。それからワクチンを受けること。感染者が出た時には周囲の人間は腺ペスト感染者の体液に触れないことが大切になります。

 

ペスト菌などの伝染病で病院にかかる前に注意したいこと

ペストに限らず危険な伝染病はたくさんあります。危険な病気が発生した時には落ち着いて情報を集め、自分に似た症状の疑いがある時には医療機関に連絡を取って下さい。

すぐに病院に行ってしまうと他の患者さんやスタッフに感染を広めるかもしれません。

もし救急車を呼んだ時には家族が詳しい状況をなるべく伝えられるように落ち着いて行動しましょう。







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