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生活と文化

お月見とお彼岸 日本古来の先祖を偲ぶ大切な行事

投稿日:2014年9月10日 更新日:

いまさら聞けない「お月見団子 レシピ 簡単」超入門

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彼岸は年に2回、春と秋ですが、それぞれ春分の日と秋分の日を真ん中にした前後3日を含めた一週間です。

お盆の時にお墓参りが出来なかった時は、秋の彼岸に墓参りに行きます。その時には、様々なお供え物をします。2014年の秋彼岸は9月23日。前後9月20日から、26日の一週間です。

お彼岸でお馴染みのお供え物の一つ、それはぼたもちですよね。子供からお年寄りまで大好きな人が多い日本のお菓子です。

粒が残るように軽くこねた米のおにぎりをつぶあん、こしあん、時にはきな粉でくるんだあの姿形を思い出すだけでお腹が空いてきてしまいます。

我が家で作った時には沢山湯を沸かして餅米を蒸し器で蒸してこしあんで頂いていますが、一般的には餅米にうるち米(普通のご飯のお米)を混ぜて作られています。

団子は白玉粉を用いて作りますが、綺麗なピラミッド型に積み上げるか、材料で作っただけ盛り付けてお供えするか。

近隣の地域でもそれぞれ違います。お月見も葬儀のお供えも、統一された規格は無いような雰囲気です。

レシピの大手サイトクックパッドで沢山紹介されていますから、普段のおやつには好きなレシピを選んで作るといいと思います。

<ぼたもち・おはぎのレシピ>
http://cookpad.com/search/%E3%81%8A%E3%81%AF%E3%81%8E%E3%81%AE%E4%BD%9C%E3%82%8A%E6%96%B9

<月見団子のレシピ>
http://cookpad.com/search/%E6%9C%88%E8%A6%8B%E5%9B%A3%E5%AD%90

ぼたもちとおはぎの違いとは?

春は牡丹に因んでぼたもち、秋は萩に因みおはぎと呼ぶ説。見た目の通りのぼたっとした質感を示す呼び方、うるち米と餅米の比率の違いによる呼び方。
あんこによる呼び方と説としては様々です。

とはいえ、おはぎとぼたもちという単語の両方を並べられて餅を思いつかないことはあまり無いと思います。

学校の古文の授業で「稚児とかいもちひ」というのをやった人もいらっしゃると思いますが、このかいもちひは古い呼び名で、ものとしては同じお餅を指しています。

習俗としては赤ちゃんの成長を願う行事、産後3日目にお乳の出が良くなるように願って母親に食べさせるぼたもち。

宗教的なものになると、きな粉と胡麻で作られた御難の餅が日蓮宗では9月12日に供えられます。

処刑されることになった日蓮上人が、刑を免れたことに因んでいます。



お月見だんごのあれこれ お月見の由来は収穫の祝いだった?

四角錐に綺麗に積み上げられたのを思い浮かべるのですが、形としては必ずしもこれに限ったことではなく、形も様々で、月見団子としての団子を作らない地域も。

普段の団子を使う、月見と普段の団子で区別しない形です。

家ごとを回って団子を食べたりしたのは過去のことになったようで、今はお菓子を配る事が増えてハロウィンの用になったところ。また、沖縄では獅子舞をしたり。

各地で様々な月見に関連した行事も存在します。団子を食べることに関しては、近世では子供が主役の行事と言っても良いでしょう。

私達が良く知っているお月見は、中秋の名月を愛でるもので、風流を味わうイメージが強いです。

中秋の名月は、旧暦の8月15日を指し、今年2014年は9月8日です。
満月は翌日9日です。

わざわざこの記載をするのは、旧暦8月15日と満月の日時が全く同じ日もあれば、1日、2日のズレが生じる時も存在するからです。

単なる月見の歴史そのものは非常に古いもので、日本では縄文時代から概念は存在していたとされていますから、形のあるものとして日本でこれほどの歴史を誇る行事は無いのかもしれません。

アジア諸国にそれぞれの月見があり、日本で今のように色々と供え物をして月見を始めたのは奈良~平安時代頃から貴族たちが宴を開いたり舟遊びに出て歌を詠んでいたと言います。

空の月ではなく池の水面や杯に映った月を映して楽しんでいたと言います。

貴族たちが楽しむ月見の由来は中国の宮廷行事が伝わった事に関連が有るようです。

月餅、ススキ、里芋を供えます。詳しいルーツは不明であるものの、中国の各地で里芋を中秋の月見で食べる習慣から、里芋の収穫の祝いではないかと推測されています。

現在の月見は、ススキ、団子、里芋にお酒を供える形から大陸伝来の習慣を連想しますね。

里芋のお供えから、芋名月と呼ぶ地域もあります。また十三夜という月見が日本独自の習慣が存在しています。

後の月と読んで、こちらは栗や豆を供えます。

この両者に因んで、栗名月、豆名月といった呼び方をするところがあります。

江戸時代、十五夜をやったら十三夜もやらなければ縁起が悪いと言って片方だけしか行わない客は遊女に嫌われたと言います。

十五夜に有力な客を入れてこの話を持ちかければ客の心理として来ない訳にはいかない。

有力者からはお金を沢山取ることが出来る。彼女たちの商売に関係があるのかもしれませんね。

今は月見をする家庭はお店で団子を買っても、自分で作っても静かに楽しんでいるところが多いのではないでしょうか。

少なくとも強制はされてすることではなくなっているのは間違いのないことです。

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★「お彼岸は先祖を想い、感謝する大切な一週間」
ご先祖様について偲び、お墓参りを行ったりするのは春分の日も秋分の日も同じです。

しかし、二つにある意味合いは違い、春分は自然を讃え、生き物を慈しむ日。
秋分は先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日と祝日法で定められています。

また、暑さ寒さも彼岸までの言葉通り、冬の寒波も夏の暑さもそこから落ち着いていく、季節の区切りとしても例えられています。

いくら気候の変動があっても、現在のところちゃんとした四季が存在するのですから昔の人の暦の正確さを実感するところです。

また、先祖に感謝する日であるのは春分・秋分の中日で他の6日は悟りの境地に至るまでの六徳目を1日1つずつ修める日とされています。これを六波羅蜜と言います。

お布施をし、戒律を持って生き、耐え忍び、努力し、座禅し、先の5つの実践によって得られる知慧とされます。

また、彼岸の間は善行・悪行共に大変な影響を及ぼす期間とされ、悪事を止めて善行を心がけるように日蓮宗の彼岸抄に記されています。

一般人である私達が現在行っているお墓参りやお供えものをする事を彼岸会と呼び、この習慣は日本独自のものです。この彼岸会がお行われたのは、806年。

崇道天皇の為に、諸国の国分寺の僧侶に命令して行われた読経が最初と言われています。

お月見とお彼岸について簡単に書いてきましたが、いずれの行事もアジア諸国の月見や広く仏教を信仰する国があるのにも関わらず、独自の習慣があることが分かります。

その独自が日本の文化なのですから、楽しみ事として、そして先祖を敬う日として、日本人として後に残して行きたい風習だと思います。







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